16年リオデジャネイロ五輪自転車競技オムニアム代表の窪木一茂(31=福島)が、初めて競輪の実戦でベールを脱ぐ。
「自分もロードで頑張ってきたが、競輪は携わっている人の数が違いますね」。前検日はやや緊張の面持ちだった。
「これからはお金がかかったレースを走る。ナショナルチームにいるからといって、競輪をおろそかにはしないし、負けたくないんです」と、有名選手としての自覚と覚悟は持ち合わせている。
選手養成所では好位を取ってからのまくり、差しが勝ちパターンだった。「その方が自信はあるけれど、これからは積極的に戦いたい」とレースの幅を広げるつもりだ。
初陣となる予選12Rは、隙あらば先行も辞さない。