<京王閣競輪:ガールズケイリン>◇F2◇前検日◇15日
あれからちょうど1年。加瀬加奈子(36=新潟)が、節目の日に勝利をつかむ。
昨年の12月16日、四日市での落車で頭部を激しく負傷。硬膜下出血などの重傷を負った。意識もなく、気付いたら病院だったという。「いわば、明日は自分の“命日”なんですよ。さんずの川の手前まで行って引き返してきた。医者にしてみても、こんなけがして走っているのは相当な奇跡らしいですよ」。笑って言えるのが加瀬らしい。前場所はその因縁の四日市で2連勝を挙げ、悪夢を完全に断ち切ってきた。「こういう開催で優勝できれば最高」と笑顔で意気込みを語った。
今開催には、頸椎(けいつい)骨折の大けがを負った高松美代子に、骨折箇所20数本という“サイボーグ”関口美穂ら、奇跡の1期生が集結。「今回はフェニックス(不死鳥)開催ですね」(加瀬)。不屈の闘志を持つ彼女らが、寒空の京王閣を熱くする。