脇本雄太ケイリン金で自信「世界選手権への第1歩」

自転車トラック競技のW杯から帰国した脇本雄太(撮影・中野公博)

 自転車トラック競技のW杯第4戦(日本時間10日、チリ・サンティアゴ)ケイリン種目で金メダルを獲得した脇本雄太(28=福井)が13日、帰国。羽田空港で会見を行った。

 決勝は短期登録制度で来日もしているフランソワ・ペルビス(フランス)らを相手に豪快まくり。1回戦から無傷の3連勝で、03年の矢口啓一郎以来、14年ぶりとなるW杯ケイリン金メダルをもぎ取った。脇本は「踏むところを1回に絞って、周りの選手の思惑に乗らないようにした。14年ぶりというのは後から聞いた。日本の競輪選手でも、競技のケイリンで勝てると自信になった。両立が難しい中、結果を残せた。来年の世界選手権への第1歩。亡くなった母親に真っ先に伝えたい」と話した。