「お待たせしました。(ガールズGPは)夢でもあったし、本当にうれしい」。石井寛子が5回目の挑戦でようやく頂点に立った。過去4回を振り返って「失敗と経験を生かして今回が一番の仕上がり」と自信を持って臨んだ。
悪い車番をしのいで初手は2番手キープ。打鐘前、「チャンスは1回。後ろを見ずに、自分を信じて仕掛けました」とスパートした。鐘4角から踏み上げた奥井迪に最終ホームで飛び付いた。最終バックで外に張り付く長沢彩を振りほどき、ゴール前で奥井をタイヤ差、差し切った。
展開次第では逃がされる危険性もあったが「踏み上げれば軽くなると信じていた。それだけの練習はしてきましたから」と胸を張った。
でっかい仕事を成し遂げた石井。しかし、「1月から、ガールズケイリンコレクションのトライアルが始まるから」とすでに視線は来年を見据えていた。【村上正洋】