大久保花梨が逃げ切って4連勝V/川崎

大久保花梨(左)が表彰式でS級優勝の荒井崇博とともに優勝トロフィーを掲げる(撮影・野島成浩)

<川崎競輪:ガールズケイリン>◇G3◇3日目◇11日

 初日から逃げ切り3連発で勝ち上がった大久保花梨(20=福岡)が、決勝11Rでも豪快にダッシュして押し切り。

 初挑戦の4日制を見事、完全Vで締めくくり「優勝もうれしいし、それ以上にいい内容で走れてよかった」と笑みを見せた。6番手から最終ホームすぎに前団をのみ込むと、そのまま他の追撃を振り切った。大敗ばかりだった前場所の松戸サマーナイトフェスティバルとは、別人のように力強さを見せた。「松戸では同期の梅川風子さんが活躍して、自分も負けていられないと思った。直前もしっかりと乗り込んだ。今後も、自分からレースを動かしていく。勝ちにこだわらず、内容をよくしたい」と意気込んだ。春先にはあっせん停止になったが、見事に立ち直った。目標はガールズグランプリ出場。夢への戦いが続く。