山本紳貴、愛する家族に優勝シーンを届ける/松戸

山本紳貴が決勝へ向けて乗り心地を確かめる(撮影・野島成浩)

<松戸競輪>◇F1◇2日目◇15日

デビュー4年目の山本紳貴(33=千葉)が地元で初の決勝進出を決めた。準決9Rは打鐘で前団をたたいて2着に逃げ粘った。決勝進出は8月青森以来で3度目。

「先行で準決を突破したのは初めてでうれしい。奈知(妻・106期)の夢に近づいた」と話した。夢とは、競輪学校時代に将来をイメージする授業でのエピソード。「当時、奈知は娘と一緒に競輪中継で、僕が優勝する姿を応援することを思い描いた。実現したい」。その後、愛娘(現在9カ月)が誕生した。

決勝11Rは一発攻勢をかけて愛する家族にV劇を見せる。