＜松阪競輪：ガールズケイリン＞◇F1◇最終日◇3日

ガールズ決勝は佐藤水菜（20＝神奈川）が、加藤恵の番手からまくった石井貴子に追い上げて、ゴール前でかわして今年6度目、通算11度目の優勝を飾った。

うれしいはずの優勝でも、レース直後のコメントは「帰って練習をやり直してきます」とぽつり。本来、豪快な先行、まくりがセールスポイントだが、今回はまくり、差し、差しの決まり手。状態は本人が一番知っていた。「思った以上に力が出せてない。決勝も本当は上をまくり切るつもりだったけど、自信がなかったから…」と、手堅く追い込み勝負を選んだ。

次回はフレッシュクイーンレース（14日・高知）。自力ぞろいの激戦が予想される。「大きい舞台でどう戦うか」。残り10日で立て直すつもりだ。