福岡ボートSGカウントダウンコラム(2)

峰竜太

<ROAD TO オールスター(2)>◇福岡◇21~26日

「ROAD TO オールスター」の第2回は大会を総展望する。3年連続でファン投票1位に輝いた峰竜太、スピードある毒島誠、桐生順平がV有力候補に挙がる。ただし、舞台は波乱要素を大いに含む福岡。当地SG優勝3回を誇る瓜生正義が地の利と経験で峰らに立ちはだかる。

<大会総展望>

初日のドリーム戦は、ファンからの得票順に選出された。内枠から(1)峰竜太(佐賀)(2)毒島誠(群馬)(3)桐生順平(埼玉)(4)大山千広(福岡)(5)井口佳典(三重)(6)小野生奈(福岡)。

今年も峰竜太が最多投票を集めた。3年連続1位、さらに2位に1万票以上の差をつけるのだから恐れ入る。現在、年間勝率は4年連続のトップ。レース内容、ハイレベルな調整力はもちろん「ファンに感謝しかない」という姿勢がファンを魅了してきた。18年のMVPにも輝き、総合力は最も高い。勝負勘の鋭い毒島誠、スピード抜群の桐生が峰に迫る。

ただし、福岡は難水面で知られる。それだけに水面相性は勝運を大きく左右する。その点、瓜生正義は福岡SG3回優勝を誇り、今年は3月の津周年Vなど復調も著しい。峰らをしのぐ存在として注目される。

近年の安定感では白井英治もハイレベル。池田浩二、吉川元浩も本来の強さが戻ってきた。昨秋から素質本格化の馬場貴也、速攻力ある菊地孝平、決め手鋭い井口らもV圏内。長年にわたり高い人気を誇る松井繁、浜野谷憲吾、山崎智也、今村豊のスター性、経験も侮れない。【窪寺伸行】

※明日は「コース特徴」