太田竜馬が豪快カマシで令和最初のSPR賞V/松山

豪快なカマシ先行でSPR賞を制した太田竜馬

<松山競輪:全プロ記念>◇F2◇最終日◇26日

太田竜馬(23=徳島)が、令和最初のスーパープロピストレーサー賞を豪快なカマシで制した。太田の優勝は2月の高松G3以来、今年4回目。

太田-小倉竜二が前受け。平原康多-諸橋愛と山田英明-中川誠一郎が続いて、後方に郡司浩平-和田健太郎。最後尾に単騎の木暮安由が構えて残り2周。まず郡司-和田に山田-中川が続いて上昇。これに平原が呼応したが打鐘では外に浮く格好で苦しい流れになった。

郡司が流した打鐘4角から、1度は後方に引いた太田が小倉を連れて全開カマシ。その勢いはすさまじく、3番手に飛び付いた郡司らを全く寄せ付けずに、初日優秀では差された小倉も振り切って押し切った。

「スピードの乗りが良かったし余裕もあった。いいメンバーを相手に勝てたので自信にもなりました。最近は力が出し切れているし、成長していると思う」。次走G1高松宮記念杯(6月13~16日・岸和田)でも注目の存在になる。【杉森洋一】