山原さくら、機転利かせ奇襲のイン先行で1着/川崎

奇襲のイン先行が決まり山原さくらはニッコリ

<川崎競輪:ガールズケイリン>◇F1◇2日目◇4日

予2・7Rの山原さくら(26=高知)は、ヒヤヒヤの展開から一転、機転を利かせて勝利をもぎ取った。

打鐘で正攻法の篠崎新純が極端なスローペースに落とし、外からは鈴木美教にフタをされていた。

「下げても下げても抜け出せない。どうしようかと思ったら、内が空いたのが見えました。しゃくるレースをしたのは、多分初めてです」

奇襲とも思えるイン突き先行で一気にレースを掌握した。これに面食らったライバルの鈴木は4着に沈んだ。

「反応できたのもセッティングのおかげ。佐々木豪君に見てもらい、私の短い足に合わせてもらいました(笑い)」。大きな1勝で冗談を言える余裕も生まれた。

最終日の決勝10Rも自分のひらめきを信じて、思い切り良く仕掛ける。