多摩川ボートSGカウントダウンコラム(1)

峰竜太

<ROAD TO グラチャン(1)>◇多摩川◇18~23日

「SGの中のSG」と呼ばれ、ハイレベルなレースが繰り広げられるSG第29回グランドチャンピオンが、18日から23日まで多摩川ボートで開催される。カウントダウン連載「ROAD TO グラチャン」の第1回は大会の歴史や、過去のレースを振り返る。

<1>大会の歴史 モーターボート競走法の制定40周年を記念し創設された。第1回は91年住之江で行われ、西田靖が2M抜きでSG初優勝を飾った。当時の優勝賞金は2500万円だった。現在は3300万円。

<2>出場資格 優先出場者は前年度のグラチャン優勝者。前年度のグランプリ優勝戦出場者。オールスター優勝者。それ以外は過去1年間(18年4月~19年3月)のSG優勝戦完走者と、SG予選の得点上位者が選出される。今大会は峰竜太が選出得点329で選考1位。初日ドリーム戦の1号艇を手にした。

<3>女子選手 01年からつでは寺田千恵が、女子初のSG優勝戦に進出。1号艇で登場したが、5着に敗れた。今大会は紅一点で小野生奈が昨年に続いて出場する。

<4>史上最高の返還額 02年宮島で行われた優勝戦。1号艇の西島義則と2号艇の熊谷直樹がフライング。発売総額約26億円のうち、約24億円が返還となった。返還率は92・8%で史上最高となった。2位は89年下関のオールスターで、返還額は約19億円。あらためて1位の返還額のすごさが分かる。【古村亮】

※明日は大会総展望