石井寛子にも刺激されて樋口開土は前へ進む/京王閣

2場所ぶりの決勝進出を決めた地元の樋口開土(撮影・中野公博)

<京王閣競輪>◇F2◇2日目◇7日

7月から1、2班に戦いの舞台を移した樋口開土(22=東京)が2場所ぶりの決勝進出を決めた。

準決8Rでは持ち味である先行ではなくまくりだった。「2日続けて、ふがいない競走」。納得はできなかったが「冷静だった」とレースは見えていた。

練習拠点は西武園バンクを基本に、京王閣でも練習している。「京王閣に来たときは、いろいろな人にアドバイスをもらう。この前は石井寛子さんにも自転車の乗り方を教えてもらいました。感覚的なものはすごいし、盗めたらいい」。男女の違いはあるが、ガールズのトップレーサーからも刺激を受けている。

決勝10Rは石井のようなレースセンスで同期・山口敦也を翻弄(ほんろう)したい。