本命・平原康多「優勝は意識せず力出し切る」/奈良

次元の違う走りでライバル陣を蹴散らす平原康多(撮影・秋山正則)

<奈良競輪:春日賞争覇戦>◇G3◇3日目◇29日

平原康多(37=埼玉)が準決11Rで鐘4角まくりで圧勝した。初日に続き9秒5のハイパワーは強烈だった。

引き揚げてきた平原は「最近は人の後ろを付くことが多いので、自力での勝ち方は気持ちがいい」と満足そう。決勝も人気を集めるが「優勝は意識せずに自分の力出し切るレースをしたい」。結果はあとから付いてくると言わんばかりだった。