稲川翔、最終BS7番手のピンチ切り抜けた/和歌山

決勝12Rは、稲川翔が元砂勇雪の番手から優勝を狙う

<和歌山競輪:>◇F1◇2日目◇29日

初日特選を1着スタートした今節の主役稲川翔(35=大阪)が絶体絶命の窮地を乗り切った。

準決12Rは初日特選でワンツーを決めた地元の稲毛健太との連係。人気を集めたが、稲毛が立ち回りに失敗し最終バック6番手で稲川は最後方。そこから内へ切り込み、最後は3番手からまくった川口聖二-北野武史の間を狙って、決勝進出最終切符の3着に食い込んだ。「苦しかったが冷静だったし、コースを考えるほど余裕があった」と振り返った稲川。決勝は元砂勇雪の番手戦。岸和田市主催の開催で8月向日町F1以来、今年2度目の優勝を目指す。