吉田昌司、大けがの後で勝ち上がり戦初白星/西武園

吉田昌司は復帰後初の予選白星。縫合した右手中指を見せる

<西武園競輪>◇F1◇初日◇18日

予選8Rで吉田昌司(23=茨城)が、けがから復帰後、初めて勝ち上がり戦で白星をマークした。3月川崎の後、当所で練習中に右手中指を切断する大けがを負った。「クリップバンドを外している時に、チェーンとギア板の間に挟まれて切断してしまって、縫合手術をしました。切断した後は、何の仕事をしようか探してましたね」。当時を振り返り、今では笑い話にするかのように明るく振る舞った。「神経は通ってないけど、競輪には支障がないのでよかった。まあ、徐々にですね」。当所での負のイメージも吹っ切った。まだまだ復調途上ではあるが、準決10Rでも再び快走を見せる。