代謝危機の榎田浩二 久々の地元戦にドキドキも準決進出/岸和田

大ベテランの榎田浩二をもってしても、久々の地元戦は緊張するようだ(撮影・岡田晋)

<岸和田競輪>◇F2◇初日◇9日

チャレンジ予選1Rに地元の重鎮、榎田浩二(59=大阪)が登場した。新装岸和田初戦は「何年、選手をやってんねん! というくらい緊張した」とレース後は苦笑いだった。

久しぶりの地元バンク出走で気持ちは入っていた。「S級選手が大半の若手に交じって、バンクで練習してきた。4、5車身ちぎられても、必死で付いていった」。その効果もあってか、4着で(3月奈良以来)久々の準決進出を決めた。

「こんなドキドキすることはない。地元は成長させてくれるね」と話す榎田は現在、代謝制度のボーダーライン上。準決進出は競走得点アップにつながる大きなチャンスで、2日目からの走りに向けて気合を入れ直していた。