地元の荒尾聡が大会連覇!好スタートから鮮やかに逃げ切る/飯塚

G1ダイヤモンドレースを連覇した地元飯塚のエース荒尾聡(撮影・小川将司)

<飯塚オート:ダイヤモンドレース>◇G1◇最終日◇13日

12Rで優勝戦が行われた。曇り、良走路の中、地元エースの荒尾聡(39=飯塚)が逃げ切って大会連覇を飾った。通算65度目、G1は11度目の優勝となった。

混戦の2着争いは、岩見貴史が6周3角で有吉辰也を内からかわして2着。3着には角南一如が入った。

1度目の発走で重富大輔がフライングを切り、2度目の発走となった。荒尾は1枠から2度目も好スタートを決めた。6枠から勢いよく飛び出し、まくってきた有吉を何とか止めて逃げ態勢を築いた。「優勝できて、ほっとしています。1、2回目もドンピシャのスタートが切れた」。道中は激戦の2番手争いをしり目に、後続を突き放して大会連覇を果たした。「うれしかったのと、ほっとしたのと、(無観客開催で)画面で見てくれるファンに少しでもアピールできたと思います」。次節は16日からの飯塚・普通開催を予定している。

払戻金は2連単(1)-(3)600円、3連単は(1)(3)(4)6000円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)

◆オートレースとは 8車立てで、1周500メートルを6周(ビッグレースでは8、10周の時も)行う。全国5カ所にレース場がある。群馬・伊勢崎、埼玉・川口、静岡・浜松、山口・山陽、福岡・飯塚で開催される。選手の技量の差によってハンディ(10メートル単位で最大110メートルまで)が定められている。競走車は左回りコースに合わせて車を倒した時にハンドルが平行になるように取り付けられている。エンジンはオートレース専用に開発されたスズキ製の排気量600CC2気筒。ブレーキは追突事故防止のため付いていない。選手は元アイドルの森且行や元ロードレース世界チャンピオンの青木治親、ロードレース出身の青山周平らがいる。20年の獲得賞金NO・1は青山で8889万4055円。