佐藤貴也が執念の優出、最後もスタート攻勢見せる/飯塚特別G1

佐藤貴也が2着で優出を果たした(撮影・梅根麻紀)

<飯塚オート:共同通信社杯プレミアムカップ>◇特別G1◇4日目◇24日

佐藤貴也(36=浜松)が、準決勝戦9R2着で優出した。

オープン戦の大外枠から、スタート一気に主導権。ここまでは良かったが、2周1角で浦田信輔(4着)に差され、しばらくは2番手を追走。5周1角で3番手にいた、早川清太郎が2車狩りを敢行。3番手に後退したが、すぐさま浦田をさばき返して優出切符を手にした。

「悔しいですね」。優出したことよりも、トップスタートで逃げ展開という、自分の形に持ち込んで敗れた無念な気持ちを先に口にした。

「浦田(信輔)選手にあっさりやられた。後ろに付いてからは、ぎりぎり自分の方が良さそうだったけど、きつかった。足周りはそこまで気持ち良く乗れてない」。不満な点もある様子。

とはいえ、エンジン状態はいい。「遅い時間の方が成績がいいので、エンジンは基本的にこのまま」。

プレミアムカップは13年(A級優勝戦)、17年と2度制したが、いずれも山陽でのもの。飯塚での大会初制覇へ、再び持ち味のスタート一気から逃げ展開でもぎ取る。