武藤龍生が大ピンチを切り抜け準決進出「お客さんの応援で頑張れた」/大宮

アクシデントを乗り越えた武藤龍生が、昨年惜しくも届かなかった大宮G3決勝を狙う

<大宮競輪:東日本発祥倉茂記念杯>◇G3◇2日目◇16日

地元の武藤龍生(30=埼玉)が、大ピンチを切り抜けて2着で準決切符を手にした。

2予11Rは吉田拓矢の番手回り。最終1角過ぎに吉田が斜行のあおりで落車。武藤は辛くも外に避け、目標を失った最終バック7番手からまくりに転じて2着に食い込んでみせた。「落車を確認したときはすごく焦りました。コロナが増えて怖い中で、お客さんの応援で頑張れました」と安堵(あんど)の表情だった。

準決12Rは平原康多の後ろで関東3番手回り。初めての大宮G3決勝まで、あと1歩だ。