来期初S級の平原啓多、同い年宿口陽一のG1制覇に「目が覚めた」/川崎

戦術の幅を広げた平原啓多が総力戦に出る

<川崎競輪>◇F2◇初日◇6日

デビュー12年目の平原啓多(37=埼玉)が来期、初めてS級の門をたたく。

偉大すぎる兄(康多)の存在が重圧となり、これまでは心のどこかで比較されない場所に身を隠していたのかもしれない。「もちろんプレッシャーはあったけど、それ以上に恵まれた面が多かった。それを生かし切れなかったのは、自分の責任です」。

そんな啓多を奮い立たせたのは、同い年の宿口陽一の活躍だった。「陽一の宮杯(G1高松宮記念杯)優勝で埼玉全体の志気が上がった。自分も目が覚めました。選手を辞める前に気づけて本当に良かったですよ」。

S級で戦うためには戦法の引き出しを増やす必要がある。特選12Rは、関東ラインの先頭で自在に立ち回り3着に入った。準決12Rは、「北井(佑季)相手だし、自力だけでは…。やっつける作戦を考えます」と、特昇を狙う相手とのマッチアップに燃えていた。