中野慎詞S級4度目&関西初参戦V王手 日本代表活動に備えて「レースを覚えたい」/和歌山

中野慎詞がS級4度目の優勝へ一直線

<和歌山競輪>◇F1◇2日目◇6日

スーパールーキーの中野慎詞(23=岩手)が準決12Rでホームまくりを決め、S級4度目の優勝に王手をかけた。

「初日よりも感触はいいが、今は勝ちにこだわるよりもレースを覚えたいと思ってます」と言うのには理由がある。ナショナルチームに入り、今後は競輪を走る機会が少なくなる。「だから1戦1戦を大切にしていかないといけないんです」。

自身は無欲だが、強風が吹き荒れる中、2周を逃げて2着に粘った予選も、強烈な印象を残した。

関西地区初参戦で初優勝がはっきりと見えてきた。