松戸の申し子、岩本俊介が絶対絶命のピンチをくぐり抜けた「空くとは思った」/松戸

薄氷を踏むようなレース展開で準決進出を決めた岩本俊介

<松戸競輪:燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯>◇G3◇2日目◇9日

岩本俊介(38=千葉)が辛くも準決進出を決めた。

2予11Rは、中団の内で川口聖二に閉じ込められ、絶体絶命のピンチ。最終3角でわずかに内が空いたところを強引に潜り込み、2着に滑り込んだ。

VTRを入念に見直して帰ってきた岩本は「もう引けないですね。ただ、もっと自分がペースを上げてからなら、外を飛ばせたと思う。前がフラフラしていたので、空くとは思った」と振り返った。

地元の松戸では、取手の代替を含め過去3度のG3制覇を飾っている得意舞台。運も味方にした岩本が、準決11Rは同県同期の根田空史を目標に決勝切符をつかむ。