<高知競輪:全日本選抜>◇G1◇2日目◇24日
【山本幸史・ヤマを張れ スペシャル】
初日の王者脇本はさすがに強かった。上がりタイムは、この日唯一の13秒台となる圧倒的1番時計で13秒6。4連勝しても、不思議はない。
だが、豪華メンバーのこのレース。脇本相手に一矢報いるなら、郡司に深谷が付く「シン・南関コンビ」。深谷に◎を託す。
郡司とともに、SR賞の車番とメンバーを見つめていた深谷は「(前を)任せていいなら、付きたい」と口を開いた。すかさず郡司も「僕も、前でやりたいと思っていました」と応じた。「位置取り重視のレースになる」という思惑が一致。位置取りも組み立ても南関屈指の郡司に任せての番手回りだ。
今年1月の大宮G3では、この並びで2度実戦を経験済み。初日は追走いっぱいの印象だったが、決勝で再び連係すると、深谷は3角で車間を切って援護して優勝。「初日に1度付いたことで(郡司)浩平の踏む感じがつかめた」と、わずか1走で「郡司の番手」でのコツをつかんだ。形状こそ違うが同じ500バンクで、予行演習した成果を王者にぶつける。
レースは「最近、風を切れていない」という真杉が積極策に出るとみた。新山相手なら、郡司はこの3番手をすんなり確保できるはずだ。郡司は引きつけず、先にまくって脇本を苦しめる。そこで深谷の出番。好位から仕掛ける郡司に乗って前に踏み込む。3連単は(7)-(2)(1)(8)(5)-全の28点。
「前後がどちらでも強いライン」を示してみせる。