坂井洋が抜群スピードで11走ぶり1着「セオリー通りの走りは駄目」と相手が嫌がる作戦も/玉野

坂井洋がスピードを発揮して準決を突破する(撮影・山田敏明)

<玉野競輪:瀬戸の王子杯争奪戦>◇G3◇2日目◇27日

坂井洋(28=栃木)が2月全日本選抜3日目以来、11走ぶりに勝利を挙げた。

2予8Rは作戦通りに中団6番手をキープ。上田尭弥の2角3番手まくりに勢いをもらう形で直線追い込んで1着となった。上がりタイムは10秒6と抜群のスピードだった。

ただ、自身は「踏みしろがなくてスカスカした感じだった。ビデオでフォームなどをチェックして修正したい」と納得していない様子。最近は相手が嫌がる展開に持ち込む作戦を考えることも多く「セオリー通りの走りは駄目です」と言う。準決も予想外の走りで、決勝に駒を進めるつもりだ。