<小田原競輪:北条早雲杯争奪戦>◇G3◇3日目◇15日
小田原競輪のG3北条早雲杯争奪戦は、最終日の16日に決勝が行われる。
3日目の準決11Rは、前受けの新田祐大(37=福島)が、地元勢分断で混戦に持ち込み、勝利をつかみ取った。
新田の前受けが多いことは周知の事実だが、ここには深い意味があった。「皆さんは僕が簡単に前を取っていると思われているでしょうけど、理由があるんですよ」。
13年6月、G1高松宮記念杯の決勝戦。新田は後ろ攻めにこだわり、地元の近畿勢に前を取らせた。新田は番手の成田和也の優勝に貢献したが、レース後に成田からこう言われた。「今は新田が下の立ち位置だからいいが、立場が逆になったら、受けて立つレースをしなさい」。その言葉を10年経っても忠実に守っているのだ。
「鉄人たちの教えがあって、今の僕がある。S級S班とはそういうものだと思うので」。美学と強さを追求する新田が、決勝12Rは南関勢に大きく立ちはだかる。