<山陽オート:令和グランドチャンピオンカップ>◇G1◇最終日◇16日
12Rで優勝戦が行われ、中村杏亮(27=飯塚)がG1初制覇を決めた。通算11度目の優勝。2着は佐藤貴也で、好スタートから展開を作った鐘ケ江将平が3着に粘った。
ファイナルは湿走路の決戦になった。小林瑞季のフライングで再発走。3枠の鐘ケ江が先制から抜け出して混戦ムードの中、中村は好ポジションを奪った。「インを走ると決めていた。8周あるので冷静にチャンスを待った」。
5周1角で鐘ケ江を差すと、後続を寄せ付けなかった。「何があっても絶対に勝つんだと、言い聞かせて走った。最高の結果が出せた」。強い気持ちで挑んだ。
今年は2月の浜松全日本選抜でSG初優出(5着)すると、3月の飯塚G2オーバルCCを制すなど大活躍。次は、いよいよ地元のSGオールスター(25~30日)を迎える。「ここからが大事なので、初心に戻って準備したい」。
昨年4月、病気でこの世を去った同じ整備グループの重富大輔さんの話に触れると「初日が命日だったので、今回は特別な想いがあった。頑張っている姿を見せられたのは良かったけど、まだまだと言われているような気がする。SGで勝って、いい報告ができたらいいですね」。うっすら涙を浮かべた。
この勢いは止まらない。一気にSGで頂点へ立つのも夢ではない。【小川将司】