<江戸川ボート>◇5日目◇20日
佐藤大佑(32=東京)が準優12R3着で優勝戦6枠だが、駆る57号機の仕上がりに自信を持っている。
準優は安定板が付いたため1周1M、センター3枠から果敢な握りマイを敢行もわずかに及ばす。岩瀬裕亮、島村隆幸の内枠両者に続いて3着で何とか、優勝戦へと駒を進めた。「安定板さえ、付かなければ…。なければ伸びは節一。安定板が付くと節一ではない、トップ止まり」と、ファイナルでは安定板が付かないことを切に臨んでいる。
節間、57号機のすごさを何度も力説した。自動車のエンジンに例えて「もうね、このエンジンはターボが付いているフェラーリのV8エンジンっすよ。しかも、そのターボにタイムラグがない。5日目8Rもスタート早くてスリットで、どか放りしたのに、すぐに付いてきて伸びていく。これまで江戸川で乗った中で一番の足」フェラーリ史上で最もパワフルと称されるV8エンジンになぞらえ、そのポテンシャルの高さを説明した。優勝戦は6枠だが「どの枠でも面白い。6枠でもチャンスがある」と、精悍(せいかん)な顔つきで、不敵な笑みを浮かべた。
もう一つ気合の入る存在は、今節、弟子の藤井太雅(20=東京)と同あっせんであることだ。弟子の一挙手一投足を見守りながら、レースごとにVTRをともに見て、的確なアドバイスを与えている。「デビュー当時の自分も不器用だったけど、(藤井)太雅も、大概、不器用なんですよね…。最初は不器用な方が、覚えたらいい方向に向く? 確かにそうかも…。今節は弟子の指導もあって倍は疲れるけど、エンジンがいいから」。指導に重きを置けるのも、足の良さゆえ。弟子の前で、師匠が江戸川連覇を飾れるか。江戸川12R優勝戦、緑のカポックの走りに注目だ。