<小田原競輪>◇F1◇初日◇19日
予選8Rは田中晴基(37=千葉)が、完璧な番手の仕事を見せた。
新村穣が突っ張り先行に出ると、城戸俊潔の巻き返しをブロック一発で不発にして南関ラインを上位独占に導いた。「前の新村君も後ろの太刀川(一成)さんも、3着だと準決に行けない。踏んだ方がいいのか、踏まない方がいいのか悩ましいところでした」。結果は全て田中の手に委ねられていた。
もう1つ田中には、特技がある。S取りの早さだ。「頼まれるから取りにいっていたら、こんな数(S16回)になっちゃって(笑い)」。前受けが有利とされる近代競輪では、大きな武器だ。
しかし、上には上がいる。「僕が内枠でも取れない相手が4人だけいます。福永大智、雨谷一樹、月森亮輔、鈴木竜士。中でも福永の発走機の反応は一番でしょうね」と興味深い話を教えてくれた。
俊敏さと激しさを持ち合わせる田中は、魅力たっぷりの選手だ。