<SGスーパースター王座決定戦:大みそか爆音決戦>◇川口◇27~31日
◆中村雅人(42=川口)優先順位13位・17大会連続17回目
全国屈指のレース巧者として、選手間でも評価が高い。その自在性あるハンドルワークは天下一品。これまで数多くの名勝負を刻んできた。
「今年は自分なりに頑張ったけど、特に良くも悪くもなかった。ここにきて、全体的に乗り味が落ちてきた。何か整備を考えないといけないですね」。トーンは低い。
だが、16年の伊勢崎オートGPで、SGグランドスラムを達成。SS王座決定戦では、過去に2度の優勝があり実績面は申し分ない。「SSトライアル戦の5日間は、体力も精神的にも消耗する。何とかベスト8には残りたいです」。大みそかの決定戦進出を第1目標に設定した。
「年齢的にも若くないし、気負わずマイペースで行きますよ」。淡々とコメントしたが、本番になればスイッチが切り替わる。
23年度後期適用ランクでは、4期ぶりに川口地区1位となった。地元の代表として、ストイックかつ冷静な立ち回りで完全復活を目指す。
◆高橋貢(52=伊勢崎)優先順位14位・2大会連続25回目
SG・21冠など、数々の伝説を残してきた。今年5月21日には、史上2人目となる通算1600勝(現役選手単独)を達成。11月のSG日本選手権で優出(5着)して、ラストチャンスで出場権を獲得した。
「今年は特にイメージがなく、何となく過ぎた1年だった。秋ごろ乗り替わって、抜群ではないけど雰囲気は出てきた」。誰もが認めるオートレース界のレジェンドは、23年をこう振り返った。
トライアル戦16人の中では最年長、出場回数25度はトップとなる。「30年以上、選手をやっているので、特に何か意識するとかはない。今まで通り、普段と変わらず過ごしている」。同じルーティンを続けることが、大きな成果を得る。
「お客さんには、一般戦もグレードも関係ない。とにかく、車券を買ってくれる人に貢献することが最優先。それを継続した結果で、自分たちの勲章が付いてくればいい」。
どんなに栄光を勝ち取っても、初心を忘れていない。『絶対王者』は豊富な経験を生かして、存在感をアピールする。