<大宮競輪>◇F2◇2日目◇22日
チャレンジ準決5Rで石田典大(26=東京)が、連日の逃げ切り勝ちを収めて決勝進出を決めた。
異色の経歴の持ち主だ。高校時代は「放送部です」と、運動とは無縁の生活を送った。大学も、東京理科大理学部物理学科に進学した秀才で、体育系とはかけ離れた環境にいた。転機は、同大のウエートリフティング部に入部したこと。そこで自身の脚力、下半身の力が強いことが判明した。
そこから競技にのめり込み、全日本学生パワーリフティング選手権で3位入賞。さらにはジュニア日本記録も出すなど、トップクラスにまで上り詰めた。「下半身の筋力が強かったことは、自分でも実感していなかった。せっかくだから、これを生かせる仕事はないかと競輪選手を目指しました」と大学を中退して、競輪選手養成所の門をたたいた。
昨年デビューし、ここまで順調に歩んできたが「今期で特昇することが目標です」と、もうワンランク上を目指している。この日で節目の30勝。次は特昇のきっかけとなる完全優勝を決めてみせる。