<取手競輪>◇F2◇最終日◇30日
選抜3Rに出走した戸辺裕将(52=茨城)が、現役引退を表明した。弟子の岩崎ゆみこ、戸辺香奈実らが見守る中、2着でラストランを終えた。
レース後のセレモニーには参加選手の他に、現役選手、OB、家族など100人以上が集結。その前で「才能のない自分が周りの支えのおかげでここまでやってこられた。悔いのない競輪人生でした」と時折、涙で声を詰まらせながら語った。
5回目の受験で競輪学校(現養成所)72期に合格した苦労人。93年8月にデビュー。在校0勝の劣等生が、努力を重ねて4年後にS級昇格。茨城の伝統であるガッツマーカーとして、2000年代は主にS1でビッグレースでも活躍した。
40代は日本競輪選手会の茨城支部長の重責を6年半務め、取手競輪場へのG1誘致などに尽力した。