【ボートレース】技能賞は昨年MVP石野貴之「またグランプリ取るのが大前提」/日刊ボート三賞

インタビューに答える技能賞の石野貴之(撮影・河田真司)

<日刊スポーツ制定ボートレース年間三賞表彰式>◇2日

石野貴之(41=大阪)はグレーのスーツを着こなし、さわやかな笑顔で式典に参加した。「3ポイント差ですか」。石野の日刊式優出ポイントは、248。殊勲賞に輝いた峰竜太の251に、わずかに及ばなかったが、15年以来、2度目の技能賞を受賞した。23年はSG2冠。卓越した調整力、確かな勝負勘を高く評価された。

充実の1年だった。「早めにSGを取れたのが良かった」。5月の芦屋オールスター優勝で、賞金、メンタルにゆとりが生まれ、より一層、勝負に集中ができた。年末の住之江グランプリでは2度目の大会制覇。場内は“石野コール”に沸いた。「1回目より絶対に強くなっていると思えた。体力は落ちても、それを補う経験値とかが上積みできた」と自信をのぞかせた。

通算SG獲得数は11度。現役最多の松井繁の12度に迫った。「またグランプリを取るのが大前提。その上で松井さんを超えるSG優勝回数とグランドスラムをやりたい。去年よりもモチベーションは高いです」。残すSGタイトルはメモリアルとダービー。グランプリ連覇を含め、さらに歴史に名を刻む伝説のレーサーを見据える。