<静岡競輪:たちあおい賞争奪戦>◇G3◇最終日◇4日
バック4番手から仕掛けた単騎の清水裕友(29=山口)が今年2度目、通算11度目のG3優勝を飾った。
郡司浩平-深谷知広の2段駆けの上をまくり切り、深谷とのSS班直線勝負を制した。2着に深谷。深谷マークの佐藤壮が3着に入った。
「深谷さんを男にする」が、今大会の南関勢全員が描いたシナリオだった。初日特選の清水は南関の2段駆けに屈したが、敗れてなお強しの印象を与えた。この時に感じた嫌な予感は、決勝で現実のものとなった。
「深谷さんが残し気味にけん制したので、その隙を狙って仕掛けられた。ゴールした瞬間はブーイングでした」。
清水は1月大宮G3制覇に続いて、地元勢の夢を完膚なきまでに打ち砕いた。最強の“ヒール”の誕生だ。【松井律】