【競輪】「逃げの神様」高原永伍さんが死去、84歳 オールスターなど特別競輪10度制覇

日本プロスポーツ大賞の表彰式に臨む高原永伍さん(2007年12月26日撮影)

競輪の往年の名選手で、「逃げの神様」として一世を風靡(ふうび)した高原永伍(たかはら・えいご)氏が22日午前0時47分、脳梗塞のため静岡県三島市内の病院で死去した。84歳。

日本競輪学校(現選手養成所)13期生として神奈川県登録で59年6月にデビュー。63年にオールスター、高松宮杯(現高松宮記念杯)で優勝するなど、特別競輪(現G1に相当)を通算10度制した。

全盛期はもちろんのこと、選手生活晩年になっても自力勝負を貫き、生涯先行一本のスタイルは多くのファンから支持を受けた。

94年4月に現役を引退してからは、競輪学校の名誉教官として選手育成に尽力した。通算成績は出走回数2679戦で941勝。