<前橋競輪>◇F1◇初日◇15日
123期のルーキーチャンピオンレース覇者の篠田幸希(25=群馬)がA級予選4Rに登場した。番手は矢口啓一郎(43=同)で地元の期待を背負ったレースは、ワンツー決着で1番人気に応えた。
1番車に入った矢口がスタートを取り、大方の予想通り篠田の突っ張り先行か…と思いきや、タイミングがずれて篠田が引く展開となった。それでも外を回りながら前団をかわし、2車単1・2倍の鉄板レースに応える走りを見せた。
レース後、篠田は矢口と肩を並べてレース映像をチェック。身ぶり手ぶり、さらには体の入れ方まで教える矢口のレクチャーに、真剣な表情で聞き入った。矢口は「彼の将来を考えれば、レースの組み立て方や(他ラインへの)対処の仕方など、しっかり教えなければいけないレースだったのでね」と、長い時間を割いて指導した。
前検日は篠田の番手を任される番組と分かり「緊張で眠れないね、これは」と思案顔だったが「篠田君に何とか付いていくことができたからね。けがの状態も良くなってきているんだろうね」と笑顔で返した。
群馬を代表するレーサーとしてG1戦線でも活躍した矢口から、初めて直接指導を受けた篠田は「もう反省しかないレースだったのですが、矢口さんからいいアドバイスをしていただきました。逆に、いい経験をさせてもらったと思ってます」。恐縮しながらも1歩前進した様子。一夜明けて準決5Rで、篠田がどんな走りを見せるか注目だ。