【競輪】1年9カ月ぶり勝利も辺見祐太に笑顔なし 復活の先行へ「このままではダメ」/西武園

1年9カ月ぶりに勝利を飾った辺見祐太だが笑顔はなかった

<西武園競輪>◇F2◇2日目◇6日

辺見祐太(27=新潟)が2Rでまくりを決め、約1年9カ月ぶりの勝利を挙げた。

レースは、先行で逃げる井坂泰誓を目がけて、最終バックから発進。2着の井坂に3車身差をつけてゴールした。レース後、井坂は浮かない表情で、「全然ダメでした」と伏し目がちに、言葉をしぼりだした。

辺見は一昨年の7月12日、地元の弥彦F1・A級準決で落車した。まくりで出切ろうとした際、相手のブロックで前輪が引っかかった。その衝撃により態勢を崩し、宙を舞う状態で背中からフェンスに激突した。自力で起き上がることができず、そのまま病院へ直行。診断の結果、腰の骨が折れていた。

入院から1カ月で退院したものの、実戦復帰は先月にしたばかり。ブランクは約1年8カ月の長期にわたってしまった。デビューから、わずか1年で起きた悲劇。その期間で優勝9回を誇った期待のホープは、マイナスからの再出発を余儀なくされた。

初日・予選5Rは打鐘から駆けたが、先行する古川大輔に上手く合わされて失速。7着に大敗し、「気持ち的に、だいぶ落ちました」。一夜明けて迎えたこの日も、勝ったものの先行はできずに、「自分の足に自信がないから…この距離で駆けてももたないと思ってしまう」と、後方で前の動きを見入ってしまい、仕掛けが遅れるという。

だが、「このままではダメなのは、分かっている。積極的に先行しなければいけないのに…」。現在も腰に痛みは残っている。腰への負担を軽減するよう、自転車とセッティングも、さらにフォームも変えて、試行錯誤を続けている。

最終日は選抜・4Rに出走する。2車ずつの3分戦で、辺見の番手には同県の先輩、本間慎吾が付く。復活先行を決める、舞台は整っている。