<久留米競輪:オールガールズクラシック>◇G1◇最終日◇28日
地元の児玉碧衣(28=福岡)が豪快にまくって、自身2度目のG1制覇をパーフェクトで達成した。
この勝利で、年末のガールズグランプリ2024(12月29日・静岡)出場権も手にした。2着に吉川美穂、3着に尾崎睦が入った。
前半戦のトーナメントでは、松本詩乃が待望のデビュー初V、高木佑真が3度目の優勝を飾ると、昨年10月松戸大会のトーナメントも優勝している竹野百香が完全Vで締めくくった。
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最高のフィナーレが待っていた。地元バンクで文句なしのパーフェクト優勝。児玉はウイニングランで、大喝采をかみしめるように小さくうなずいた。
「今日が一番すごい声援があって、選手紹介でアオイコールが聞こえて、逆に緊張した(苦笑)。遠方から来てくださったり地元の方だったり、声援でより一層、やる気になった。その力もあっての優勝だと思う」とファンへの感謝を口にした。
号砲が鳴っても、誰も前に出ない我慢比べ。「けん制が入ったけど、道中は本当に落ち着いて走れていたのかな」と冷静さを見失わず、2角から踏み出すと前団を一気にのみ込んだ。
「出切ってからもしっかり踏めてたし、ここ最近の中じゃ一番の出来だった。真後ろに吉川(美穂)さんがいたので出し切ることだけを意識していたが、ゴールは最初に到達したのが分かったのでうれしかった」と振り返った。
地元開催のプレッシャーをはねのけて、昨年のパールカップに続く2度目のG1制覇。今年に入って不振の時期もあっただけに、喜びはひとしおだ。
この勝利で年末のガールズグランプリ出場権も手にした。「昨年はパールカップを取れてグランプリを決めて1回、気持ちがリセットになって、その後の大きいレースが取れなかった」と自戒の念も口にしたが、今年に懸ける気持ちは強い。
「今の力ではナショナルチームには勝てない。今回は気持ちを切らさずに、向上心を持って練習に励みたい」。慢心せず、さらなる進化を追い続ける。【中嶋聡史】
◆児玉碧衣(こだま・あおい)1995年(平7)5月8日生まれ、福岡県大野城市出身。競輪学校(現養成所)108期生として15年7月松戸でデビュー(予選1、1着、決勝2着)。18年いわき平ガールズドリームレースで特別レース初制覇。同年から20年までガールズグランプリ3連覇。23年6月岸和田パールカップでG1初優勝。通算646戦536勝、通算獲得賞金は1億9866万8800円。168.6センチ、66.5キロ。血液型O。