【ボートレース】長身レーサー藤井公人は転覆後も奮闘「握ることを意識しています」/福岡

藤井公人は今節、地元水面で成長の跡を見せた

<福岡ボート>◇5日目◇27日

藤井公人(25=福岡)が地元水面で存在感をアピールした。5日目も2、3着。8Rはスタートで立ち遅れながらも、道中で巻き返して3着まではい上がった。

「握ることを意識しています」と話す通りに、今節はターンで握って抜くシーンが多かった。2日目の転覆を除けば、オール3連対の成績。その転覆で自身2回目の予選突破には届かなかった。それでも「転覆はしたけど、その分、集中した、いいレースができています」と前を向く。

ボートレーサーでは最も背の高い177センチを誇る。高校時代はバスケットボールの選手だった。ポジションはポイントガード。「背は一番低かったです」と振り返る。

大学では建築を専攻。「自分には向いていない」と思った直後に見つけたのは、ボートレースの存在だった。2回目の試験で合格した。

受験時の身長は174センチ台だった。規定ギリギリ。体重を絞ることで体格の面もクリアした。レーシックで視力も矯正した。

今節は体重でも54キロで臨めている。普段から食生活にも気をつけている。「食事の回数は減らしました。基本は1日1回。タンパク質中心ですけど、炭水化物も取ります。そっちの方が体調がいい、無理しない程度に取り組んでいます」。苦労しながらも自分なりの方法を見つけ出している。

師匠・川上剛の影響は大きい。「レースでの気持ち、考え方もあるけど、取り組み方を学ぶ機会が多かったです」。その成果で2点台だった勝率は、24年後期に4・01まで上がった。

今後の目標に「まずは勝率5点台、A級になることです」と掲げる。その先には、さらにワンステップ上を見据えている。

「今年で26歳になります。30歳になる前にヤングダービーには出場したいです」。デビューが遅かった分、チャンスはあと数年に絞られる。強気なレースぶりを続ければ、若手の大舞台出場の目標も視野に入る。