<平塚競輪:女子オールスター>◇F2◇3日目◇15日
湘南で生まれ育った佐藤水菜が、湘南バンクでビッグウエーブに乗った。
パリ五輪から中0日のいまだかつてない強行軍。世界を相手に築き上げた脚力と、ファンの後押しで見事に乗り切った。「関係団体の配慮でストレスなく競輪場に入れたし、私にとって日本食が食べられることはエネルギーになった。そして、もがいている最中にも聞こえるぐらいの声援が力になった」。決勝は号砲から児玉碧衣を真後ろでロックオン。ライバルは精神的に追い込まれ、自分の走りができなかった。全てにおいて完勝だった。
3年間、心血を注いだ五輪への道。「制限していた好きなものを食べたりしたい」。つかの間の休息だけ、重たい荷物を降ろせる。
【松井律】