<別府競輪:大阪・関西万博協賛>◇G3◇最終日◇14日
大西貴晃(32=大分)が地元で男になった。S級初優勝でG3初Vを果たした。
九州6車の先頭を走る阿部将大が赤板から杉森輝大を突っ張ると、大西は山本伸一を張りながらバックから番手まくり。小川勇介-園田匠が2、3着に続いた。
これがG3初の決勝。S級優勝もなかった大西にとって、千載一遇のチャンスだった。決勝は同門・阿部の番手を任せてもらった。「先輩たちのおかげ。九州一丸でレースできて、優勝できたのが一番うれしい」。杉森のまくり、小川の猛追も気持ちで退けた。
「いっぱいいっぱいでした。2着かな? と思って、ガッツポーズする余裕もなかった」。ようやく湧いてきた勝利の実感に笑みがこぼれた。
ただ、今回はラインの力でつかんだ初優勝。「次は自分がラインの先頭で勝負できるように頑張りたい」。この優勝をさらなる飛躍のきっかけにする。【音無剛】