<戸田ボート>◇最終日◇10日
まさに完勝だった。福来剛(43=東京)が、インから他艇に一切の隙を与えずに逃げ、6月の多摩川以来の今年2度目、通算では43度目の優勝を飾った。戸田では5度目の優勝になった。差した梶野学志が2着、長岡良也が金児隆太らを退け、3着に粘った。
福来は自分との闘いに打ち勝った。展示から長岡良也が3コースのカドに引き、金児の行き足に脅威を感じた。それでも「自分のスタートさえ行ければ勝てると思った」と自らを鼓舞。本番も同じに並びになったが、思惑通り、コンマ12のトップスタートを踏み込んだ。2番手の梶野が同22でも、迷うことなくレバーを握り、1周1Mも力強く駆け抜けた。「かかりも良かったです」。仕上げた出足も実に力強かった。
この優勝で年末、来年へ、いい弾みが付いた。「夏場に苦労したけど、少しずつ兆しが見えてきました。今年はあと2節。(優勝回数での)クラシックには間に合わないけど、また(来年2月の)地区選手権を走らせてもらえるので。この勢いのまま年末を駆け抜けて来年につなげたい。2月に一発勝負をかけて若松のクラシックに行ければ」。来春のSG権利獲得へ-。次走の芦屋G3戦から、さらなるリズムアップをもくろむ。