【競輪】石井寛子「何倍も何倍もうれしい」佐藤水菜を破り2度目の戴冠/静岡ガールズGP

ガールズグランプリを制し笑顔を見せる石井寛子(撮影・鈴木正人)

<静岡競輪:ガールズグランプリ2024>◇GP◇29日

石井寛子(38=東京)が逃げる坂口楓華の番手から抜け出して、17年以来となる2度目のガールズGP優勝を飾った。

初手の位置取りは車番通りの7番手。「いつも前前で勝負して失敗しているから、今年は我慢と思った」。その落ち着きが功を奏す。いったん坂口が上昇したものの、誰も入れてくれなかったため、再び車を下げた。それを石井寛が迎え入れた。

坂口が打鐘4角からカマし、最終バックは絶好の番手回りだ。「いい位置過ぎて、この状態は何なんだろうって思いました(苦笑)」。真後ろに怖い佐藤水菜がいることも計算済み。「冷静になって焦らず走れば、このまま突き抜けられる」と、佐藤を1輪差で振り切った。

昨年は出場すらできなかった舞台で、2度目の女王。「何倍も何倍もうれしい。応援してくれる人も増えた。その人のためにも1戦1戦頑張りたい」。もちろん、来年もこの舞台に戻ってくるためにも。【村上正洋】

◆石井寛子(いしい・ひろこ)1986年(昭61)1月9日生まれ、埼玉県春日部市出身。競輪学校(現養成所)104期生として13年5月京王閣でデビュー(予選1、1着、決勝1着)。今回のガールズGP2度目優勝を含め、ガールズ特別レース8勝目。通算889戦659勝。通算獲得賞金は2億1220万3000円。160センチ、59・5キロ。血液型B。