【競輪】山崎芳仁の息子歩夢がS級特昇決めた 本格デビュー直後につまずくも実力を発揮/取手

S級特昇を果たした山崎歩夢(撮影・野島成浩)

<取手競輪>◇F1◇最終日◇24日

偉大な父にまた1歩、近づいた。A級決勝11Rは予選から連勝で勝ち上がった山崎歩夢(20=福島)が、最終バック5番手まくりで1着となった。この勝利で3場所連続完全Vとなり、昨年5月デビューの125期生として5人目のS級2班特昇を決めた。

G1で9勝を誇る山崎芳仁(88期、S級1班)が父で、選手養成所時代から成績優秀者の証しとしてゴールデンキャップを獲得するなど注目を集めた。ところが、ルーキーシリーズを消化し、本格デビューを迎えた地元いわき平(昨年7月)の初戦で、先頭員早期追い抜きにより失格とつまずいた。

ただ、何事にも前向きに取り組む思いは父譲り。自粛欠場も含め、あっせん停止が4カ月間にも及んだが「あの期間があって、今があると思います」と糧にしてこの日を迎えた。

2月別府でチャレンジからA級2班への特昇を決めた。そして、1、2班戦は最短の3場所でクリア。発熱により前回岸和田を回避して臨んだ今節は、準決を終えた後に左目の下に腫れものができており「緊張からでしょうか」と話していた。プレッシャーを乗り越え、父が戦うS級の舞台に上がる歩夢。今後の活躍によっては、暮れのG2ヤンググランプリ出場も可能になる。さらなる進撃が期待される。