【ボートレース】中沢和志がデビュー控える愛娘の手本となる大外まくり差しでV/戸田

戸田19度目Vを飾った中沢和志

<戸田ボート>◇最終日◇6日

華麗に、鮮やかに突き抜けた。中沢和志(48=埼玉)が、次節デビュー戦を迎える娘の英里(えり、19)らルーキー世代のお手本となるような6コースまくり差しを決め、3月多摩川に次ぐ今年2度目、通算81度目、戸田19度目の優勝を飾った。1枠の佐藤翼が悔しい2着。秋元哲が3着に入った。

絶好展開を見逃さなかった。内中枠の4艇がゼロ台スタート。中沢はコンマ11だったが、5コースの島田賢人がスタートで後手に回った。さらにスロー勢が握り合い、ぽっかりと差し場が開けた。「スタートした瞬間、展開はありそうな気がした」。冷静に内側の戦局を読み、シャープなハンドルを送り込んだ。「展開でしょ。でも回り足はだいぶ良くなってたね」。大技を決めても、たんたんとレースを振り返った。

次節デビューの愛娘に刺激を与える激走に「そううまくはいかないよ」とクールに受け流した。それでも「まあ、事故、フライングをしないようにね」と親心をのぞかせた。自らの次走は戸田マスターズリーグで、地元連続あっせん。「また来るから」。今後も力まず、自然体で、毎レースに臨む。