【競輪】神山雄一郎氏の引退パーティー グランプリ勝てなかったことも「話のネタ。いい思い出」

笑顔で鏡開きする神山雄一郎氏(中央)

輪界最多G1で16勝を挙げ、グランドスラマーにも輝き、今年4月に競輪選手養成所所長に就任した神山雄一郎氏(57=栃木、61期)の現役引退記念パーティーが18日、宇都宮市内のホテルで開かれた。

宇都宮競輪G3「レジェンド神山雄一郎カップ」最終日の全日程終了後に実施。母校・作新学院高の学院長で衆議院議員の船田元氏による祝辞に始まり、養成所前所長の滝沢正光氏が乾杯の音頭を取ると、栃木出身のお笑いコンビ・U字工事によるトークや、神山氏が自らくじを引くプレゼントなどで、場内は大いに盛り上がった。

終盤に息子の煌士郎さんから花束贈呈と感謝の思いを告げられると、神山氏もさらに表情を崩す。そして、締めのあいさつでは、詰めかけた関係者や選手ら約300人に謝意や今後の抱負を話すとともに、史上最多16度の挑戦で4度の2着を最高に戴冠を果たせなかった“あのレース”への思いも明かした。そう、毎年暮れにある最高峰レースのKEIRINグランプリ…。

「おかげさまで選手として36年間、走り切ることができました。みなさまのおかげです。重ねてお礼を申し上げます。ありがとうございました。自分には、過ぎるほどの成績を残すことができました。ひとつだけ心残りは、選手として晴れやかにお正月を迎えることができませんでした。グランプリを勝ち切ることができず、悔いが残っています。ただ、今では話のネタに。いい思い出になっています。これからは所長として、一生懸命に素晴らしい選手を育て上げられたらと。36年間の経験の全てを注ぎ込み、素晴らしい選手を育てることを約束します」

こう語ると、より大きな拍手が送られて閉幕となった。