<取手競輪:ガールズケイリン>◇F2◇3日目◇19日
ガールズ決勝10Rは地元のルーキー半田水晶(みずき、27=茨城)が、打鐘すぎから果敢に逃げて1着。本格デビュー場所で初優勝を飾った。
尊敬する奥井迪との初対決で、いきなりのジャイアントキリングを達成。7番車で初手からSを取り、後方5番手まで下げた奥井を確認すると、打鐘すぎから思い切り踏み上げた。後ろに付いていた高木佑真は瞬時に離れ、後続に5車身以上の差をつけて、ほぼ独り旅での逃走劇。最後は岡本二菜(2着)、奥井(3着)に詰め寄られたが、なんとか1/2車輪差で振り切った。
大学、社会人時は陸上競技・円盤投げのトップクラスで活躍。インカレ、日本選手権では表彰台に上がった実力者だ。しかし、2017年のガールズグランプリ(平塚)で、先行する奥井の姿を見て感動。結果2着だったが、当時は大学生だった半田のアスリート魂を激しく揺さぶった。昨年のG1パールカップ決勝(奥井2着)は養成所で見ていた。憧れの思いは、さらに膨らんでいった。
前検日には「奥井さんの背中を追いかけていきます。だから、必ず先行します」と宣言していた。公約通りの先行で、ガールズ「先行日本一」の奥井に初対決で勝ってしまった。27歳のニュースターが、ここに誕生した。