<玉野競輪:サマーナイトフェスティバル>◇G2◇最終日◇21日
4日制として生まれ変わった真夏の祭典は、真杉匠(26=栃木)が大接戦のゴール勝負を制し、昨年に続く連覇を達成した。
2着には吉田拓矢が入り、昨年同様に関東勢によるワンツー決着。3着には直線で内を突いて伸びた松谷秀幸が入り幕を閉じた。地元ビッグ初制覇を狙った太田海也は、果敢に主導権を奪ったが6着に終わった。
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関東の新エース同士によるゴール勝負となった。写真判定の末、先頭ゴールは真杉匠。「抜かれたと思った」と、ゴール後の感触は2着だった。しかし、優勝が確定して報道陣の囲み取材に応じた際には「(ハンドルを)投げ勝ったかな」と、微差での勝利にちらりと笑顔を見せた。「良かった」と、思わず心の声も漏れた。
優勝は昨年9月のG2共同通信社杯以来。今年に入り、思った結果が出なかった。「ずっとふがいないレースが続いた。記念(G3)でも決勝に上がれていなかったし」。5月の地元宇都宮G3は準決で失格。取手G3や、G1高松宮記念杯でも準決が壁となっていた。
今シリーズも手応えは良くないまま。その中での優勝。「今回に関してはライン、佐々木(悠葵)のおかげです」。仲間に助けられ、何よりも先に感謝の言葉が出た。
昨年から倍増された優勝賞金を手にし、今年も1億円を突破。グランプリ(GP)出場へ大きく前進した。「尻上がりにいけるようにしたい」と、下半期はさらに勢いを加速させる。
この優勝で悪い流れは断ち切った。8月のG1オールスターも夜王にふさわしいナイター開催。朝が苦手な真杉にとっては、もってこいだ。「自分もタイトルを取るつもりで走って、関東から1人でも多くGPに乗れるようにしたい」。
5月には吉田拓矢がG1日本選手権を制した。真杉の復活で、関東の2枚看板が引っ張る流れが完全にできた。【川村恵太】
◆真杉匠(ますぎ・たくみ)1999年(平11)2月1日、宇都宮市生まれ。作新学院で自転車競技を始め18年7月日本競輪学校(現養成所)113期生としてプロデビュー(函館・予選1、準決1、決勝3)。23年西武園オールスター、小倉競輪祭とG1で2勝。G2は24、25年サマーナイトフェスティバル、24年共同通信社杯の3勝。通算成績は598戦233勝。総獲得賞金は5億2114万1474円。175センチ、76キロ。血液型はA。