【ボートレース】西山貴浩ついにSGタイトル「1Mを回った瞬間にやったと思った」/徳山SG

SG初制覇を飾り表彰式で笑顔を見せる西山貴浩(撮影・宮崎幸一)

<徳山ボート:オーシャンカップ>◇SG◇最終日◇27日

どんなもんじゃい! ゴール後、高々と右腕を突き上げた。05年11月、若松でのデビューから約20年。西山貴浩(38=福岡)がついにSGタイトルを手に入れた。

インからコンマ11のトップスタートを決めて1Mを先マイ。差した馬場貴也、外を握った河合佑樹が迫ってきたが、2Mを先に回って抜け出した。「ハナを切ったのは分かったので、あとはターンマークを回るだけと思っていた。馬場(貴也)さんの差しだけ怖かったけど、1Mを回った瞬間にやったと思った」と胸を張った。

SGでは初の予選トップ通過→初の優勝戦1枠。未知の領域だったが、「(20年の)平和島のグランプリで白玉(1枠)が2回出た。あの経験が生きている」。重圧をはねのけた先に待っていたのはスタンドからの大歓声。ゴールの瞬間から、ウイニングランまで西山コールが響き渡った。「すごかった。初めてヘルメット越しに聞こえた」。表彰式後にピットで行われた水神祭も、多くのファンが見守った。

SGタイトルを手に入れ、記憶だけでなく、記録にも残る男になった。今年の獲得賞金ランクは4位(優勝戦終了時点)に浮上。このまま無事なら年末のグランプリ出場がかなう。「小中高で、こんな順位は取ったことがない」と笑わせながらも、「グランプリを取るなら2ndから行かないと取れないのが痛いほど分かっている」。目指すは年末の大一番。その前に8月、地元若松でのSGメモリアルも待っている。目を向けるのは次の戦い。しゃべりでもレースでも、ボートレース界きってのエンターテイナーが盛り上げる。