<防府競輪:日刊スポーツ杯>◇F2◇最終日◇16日
チャレンジ決勝は利川寛太(26=山口)がデビュー初優勝を地元バンクで飾った。
初物尽くしの開催を、最高の形で締めくくった。「プレッシャーも緊張もすごかった」ホームバンクでの初陣。初日に師匠の井山和裕、準決では田口守と同県の先輩を引き連れてワンツーを決めると、迎えた大一番では特昇に王手をかけた三神遼矢に対して井山、田口が身をていしてブロック。「本当にラインのおかげ。あれがなかったら軽く行かれていたと思う」と振り返る。ゴール前では懸命のハンドル投げで、三神の猛追をしのぎ切った。「絶対に差されたと思ったが、最後は応援の力もあって、気持ちで乗り切った」と地元ファンの大声援に感謝した。
社会人生活を経て、自転車競技未経験ながら競輪の世界に飛び込んできた努力家は「苦労してきたし、優勝は率直にうれしいけど、ここは通過点」と表情を引き締めた。現状に満足することなく、さらなる高みを目指す。