<川崎競輪>◇F1◇初日◇3日
S級予選9Rは山下一輝(36=山口)が1着となり、復調をアピールした。ライン3車の先頭を走った久田裕也が果敢に打鐘先行に打って出ると、3番手を固めた石丸寛之が離れてしまった。その後ろは清水一幸-鷲田佳史の近畿ラインが追走し、山下は終始後ろを見ながら久田を追った。3番手を巡っては、さらに関東勢も追い上げて大混戦に。「後ろが目まぐるしく変わって、気にしすぎてしまった…。もう少しうまく走れたら(久田を)残せたかもしれない」と山下は悔しがった。
2年前からヘルニアに苦しみ、競走得点を下げた。昨年まではS級1班だったが。前期の今年1月から2班に下がり「踏みとどまることができませんでしたね」と振り返る。ただ、腰の状態は徐々に良化しており「練習量も昔くらいに戻すことができた」。近況は確定板に載ることも増え、前場所は今年初めて決勝に進出するなど、成果は出てきた。
同県の若手も台頭して刺激になっている。「清水(裕友)の頑張りで若手が出てきたし、いい雰囲気になっている」。そのムーブに乗って、本来の切れ味を徐々に取り戻していく。